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No.015

山間から生み出す船舶用クレーン

轄O栄産業 社屋
株式会社弘栄産業
所 在 地 : 〒794-0121
今治市玉川町鈍川甲31-1
代 表 者 : 代表取締役 
T E L : 0898-55-3625
F A X : 0898-55-2690
主要業務 : 各種クレーン・油圧システム製造販売
U R L :
E−mail :

(インタビュー) 株式会社弘栄産業 代表取締役 越智 弘和(おち ひろかず) さん

[ひたすら いいものを作る ]
 旧玉川町・鈍川温泉の近く。「お、今日は温泉にでも入れるのかな。」と思っていたら、ここに大きな建物や重機が見えてきた。
 「一体、何を作ってらっしゃるんですか?」と聞いたところ、船舶用の機械、機具、主に船に乗せるクレーンを製造しているのだそうだ。
 社長自身が起業したこの会社ではあるが、元々社長は松下電器に優秀な技術者としてお勤めだった。今治工業高校卒業後、入社して二年目で技能オリンピックに出場(これは20歳までしか出られない)、普通の人なら一日か二日かかる部品の図面を2時間でかき上げる、そんなトレーニングを受けて出場し、見事日本大会第四位を取った。
 「リモコンを開発せよ」という命令でその開発に取り組み、初めて自分が出したアイディアが商品化、これってスゴイことじゃありません?
 しかしこのリモコンには面白いオチがついている。
 「電車が近くを通ったら、勝手にチャンネルが切り替わってしまい、とうとう生産中止になりました。」と社長。

 社員としては順風満帆の船旅がつづいていたように見えていたが、家庭の事情で帰郷、地元鈍川の油圧の会社で12,3年お世話になったそうだ。この時に機械や油圧の装置の勉強をしっかりやった。
  「いつか自立したい」と思っていた。確かな勝算は無かったが勝負に出た。
 来島どっくが最初の仕事で、これがよかった。好評になり、大々的にやってみるかということになり、あまり積極営業はしなかったもののユーザーの評価が高く、口コミで拡がっていった。
 今や大手の造船所とすべて取引きが出来るようになった。
 「ひたすらいいものを作り、ニーズに応えていけば何とかなる」と語る社長。私達の仕事にも共通するいいお言葉です。
山間にそびえ立つ船舶用クレーン?
越智弘和社長

[今治のブルース・ウィルスは几帳面 ]
今治のブルース・ウィルス???  数十分間お話をうかがっていると、本当にこの社長さんは実直できちょうめんでいらっしゃるなと感じていたところ、自己分析もまさに「きちょうめん、絶対手抜きをしない」であった。
 長男の和久さん(31才)も一昨年から会社を手伝うようになった。「24時間365日、うちの製品が地球を周っている」と、地球儀を回しながらうれしそうに話す社長さんを見ていると、ある種感動のようなものを覚えた。
 そうだ、この鈍川から世界へ発信している企業があるんだ!!
玉川の柔剣道会の会長であり、今治柔道会の指導者でもある。教え子も多い。道着を着ると身が引き締まるのだそうだ。指導は厳しいらしい。
 奥様からは「あまりビールを飲み過ぎないように」と言われている社長、僕から見るとブルース・ウィリスにそっくりだと思うのですがいかがでしょ?
(2006年9月13日訪問)
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