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No.023

総合アパレル附属商社

本社社屋
田窪株式会社
所 在 地 : 〒794-0015
今治市常盤町6丁目8-4
代 表 者 : 代表取締役社長 田窪 仁
T E L : 0898-32-5050
F A X : 0898-31-9370
主要業務 : 総合アパレル関連副資材販売
U R L : http://www.takubo-grp.co.jp/
E−mail : http://www.takubo-grp.co.jp/inquiry.html

(インタビュー) 田窪株式会社 代表取締役社長 田窪 仁(たくぼ ひとし) さん

[ 一本の糸から始まった ]

 一本の糸。そこから大きく広がる夢もある。

 昭和9年創業、もともとは小売りの衣料品店から。もっと前は現在の社長のお母さんが小さな衣料品店を始め、そこを四国電力を定年退職したお父さんが手伝い始めたことがきっかけだった。

 糸といっても様々だ。タオルの糸、そのタオルの横を縫う糸(ヘム)、背広のボタンやゴム、ファスナー等も扱う。糸の取り扱い量は全国でもトップクラス。西日本だとナンバー1を誇っている。

 お父さんの後を受けて、この会社を継いだのが昭和50年。こんな大きな会社を継ぐのはずいぶんプレッシャーが大きかったのでは?と思うが、その時は早く継ぎたくてたまらなかったらしい。

 しかしいざ継いでみると大変だなと思ったという。バブルの際はここだけではなく業界全体がよかったらしいが、ここ15年くらいは国内市場も落ち込んでおり、工場は空洞化。中国へ工場をどんどんシフトしていき、競争が激化している。繊維産業そのものが根幹から大変な局面にきているという。

田窪仁社長
正しく商社の様相

[ 糸で結ぶ人と都市の異文化交流 ]
田窪ネットワーク
  糸自体はここで作っているわけではない。だから工場は別にあり、支店も数多い。宇和島、丸亀、高松、徳島、広島、大阪、東京、岐阜、熊本、都城。中国には上海、中山、青島。こう聞くと本当に手広く展開されているなあと驚く。
 「上海はケタがちがう」と社長。例えば一回の注文が日本で10本あるとすれば向こうでは1000本。商品のデリバリーも工場も2ケタは違うそうだ。そんな中国で、社員さんは30人くらい働いている。

 これからは、出来るだけ地元の企業の方々と、地方が落ち込んでいる中で何とか盛り上げ、盛り返しを図りたいと言われる。自分たちの産業だけではなく、地元全体だと。社長は、「この辺りもシャッター通りになってるでしょ?」とおっしゃるので改めて外へ出てみると、残念ながらその通りだ。これは今治だけではなく、西条や新居浜、宇和島などにしても同じこと。

 先年、娘婿さんが入社し、専務としてがんばっているそうだ。社長は今治から動かず、「四国、中国、九州地方は私に任せてあとは好きなようにして」という感じなのだそうだが、まだまだ社長は還暦をお迎えになったばかり。
 ますますお元気で一本の糸から大きく大きく世界へ羽ばたいてもらいたいと思って会社をあとにした。
娘さんも社内で活躍中
(2007年1月18日訪問)
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