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No.035

金網業界トップの信用と誇り

竹中金網株g方工場
竹中金網株式会社
所 在 地 : 〒799-2201
今治市大西町九王甲281

代 表 者 : 代表取締役 竹中 尚將
T E L : 0898-53-2267
F A X : 0898-53-6135
主要業務 : 金網の新特産品販売
U R L : http://www.www.takenaka-kanaami.co.jp/
E−mail : http://www.takenaka-kanaami.co.jp/ask.html

(インタビュー) 竹中金網株式会社 専務取締役 竹中 健造(たけなか けんぞう) さん

[ どてらいヤツ! ]

 今回話をうかがったのは、竹中金網叶齧ア取締役の竹中健造氏。この会社をはじめ、元気な企業が集まって出来ている『テクノなみかた』という工業団地に、竹中金網が波方工場を建てた平成6年の4月に専務はこちらに帰ってきた。しかし翌年の5月に70%の売り上げがあった取引先の問屋が倒産。普通ならば共倒れに近い状態になるだろうが、父である社長の尚將(なおまさ)氏はこう言った。
「次のことを考えろ。」
 負債を抱えたものの債権を全部放棄し、専務はとにかく全国を営業車で走り回った。2週間で回り切り、全国の取引先を繋いだ。
 もともとは、鉄工所からスタートした会社を、大阪の網屋の100%下請けという形で金網の会社を立ち上げた。社長は、“2時間しか寝ずに働いても自分の給料は出ないくらいだった”という。その上、昭和55年に親会社が倒産。歯を食いしばって方向転換を決め、輸出用から内需用の金網に転換、同時期にクリンプ金網(あらかじめ波付け加工されたワイヤーで織り上げた金網)を造るようになった。
 うわー2度もの会社の危機状態。よく2回も立ち上がってこれたなと感じながら聞いていた。専務の話から、社長のたくましさと誠実さがよく伝わってくる。
 専務は、工業高校から工業大学に進学。小さい頃から、春・夏・冬休みすべて工場を手伝わされていた。もうこの会社を継ぐということは、子供の頃から刷り込まれていたのだ。大学を卒業してからは、あのテレビドラマ『どてらい男(ヤツ)』」のモデルとなった商社『山善』で3年間商売の勉強に励む。よっ!今治の西郷輝彦!(←このドラマがわかる人、40歳以上です。)
竹中専務
ほーっ!これが「クリンプ金網」

[ バンブースクリーン ]
バンブースクリーン
社長(右端)の一緒にパチリ!(左端は竹中正興常務)

  金網って普段あまり目にしないけれど、様々なところで使われているそうだ。金網と聞いて「焼肉屋さん?」と僕は答えたのだが、残念ながら竹中さんとこでは焼肉用の網はつくっていないという。ここでつくられている金網は基本的に工業用や化学プラント等、大施設で使われるため、僕たちが直接見ることはほとんど無いのだそうだ。
 なかなか新しいものが産まれにくい業界だというが、今こちらでは新商品を世に送り出そうとしている。会社の名前をとって、『バンブースクリーン』。
 専門的なことは割愛するが、現在の防鳥金網より耐食・耐食性に優れ、低コストを実現した画期的なものだという。
 「クリンプ業界では全国上位でしょう」と胸を張る専務。そのクリンプ技術を活かしたバンブースクリーン、きっと全国へ拡がっていくことでしょう!
 もう一つ特筆すべきことは、なんせこちらは仕事が早い。受注生産でありながら、今日注文が入れば今日か明日中には出荷できるという。どこの網屋からも「竹中に頼めば何とかしてくれる」と信頼が寄せられている。

 ・・・・・・と、色々と話をうかがっていると、社長が「写真を取らせてくれ!」と入って来られた。この方が、何度も会社の危機を乗り越えてここまで大きくしたのだと、尊敬する眼差しで僕は見ていた。
(2008年5月20日訪問)
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