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No.038

椀舟最中(わんぶねもなか)

清光堂外観
清光堂
所 在 地 : 〒799-1522
今治市桜井4丁目2−13

代 表 者 : 代表 益田 智恵
T E L : 0898-48-0426
F A X :
主要業務 : 和菓子製造販売
U R L : http://wanbune-leon.shop-pro.jp/
E−mail : shop@wanbune-leon.shop-pro.jp

(インタビュー) 清光堂 ビル・リオン グレローさん 益田 智恵(ますだ としえ)さん

[ シソ風味の最中? ]

 『椀舟』という最中のお菓子、実は初めていただきました。普通の小倉餡かと思って口に含んだところ、おっ!違うぞ、これは。風味がとても爽やかだ。シソですね、これ。50年の歴史を持つこの『椀舟最中』、作っておられる方は何とグァムのご出身。
 菓子屋の娘として生まれた女将さん益田智恵さん。グァムに御主人のビル・リオングレローさんと住み、お子さんも生まれ、永住するつもりだった。ご主人の仕事は救急救命士。まさか菓子の道に入ることになろうとは。
 お父さんの光俊さんが、もう高齢でこの店をたたもうかと考えていた時、ビルさんが「僕が後を継ごう!」と大決断。初めは続けていけるかどうか不安ばかりでいたが、支えてくれる人も居るし、「これで頑張ってみよう」と、続けることが出来たそうだ。
 父、母のおかげもあり、商品は途切れずに出すことが出来た。お客さんには、「やっぱり先代とはどこか違うね」と言われることもあった。同じ材料を同じ分量で同じように作っているのに・・・と落ち込みながらも頑張り続けてきた。
 何度も何度も失敗を重ねたという。やっと形がうまく整い、味も安定してきたのが、3年目くらい。一朝一夕にはいかんもんですなあ。
これが「椀舟最中」
おーっ、こりゃうまい!

[ 一福百果(愛媛産フルーツの大福) ]
話題の「森のブルーベリー大福」を試食
ビルさん、智恵さんと一枚

 お二人ならでは、という新商品が最近人気を呼んでいる。
 まず、『一福百果』。もともとお父さんがイチゴ、栗、梅の3種類の大福を作っていたが、新しいバリエーションを増やしていこうということになり、たまたま朝市で見つけたハッサクを入れてみたところ、これが美味しい。『ハッサク大福』の誕生は一昨年のことだった。
 マスコミにも取り上げられ、ヒット商品となったのが『まるごとみかん大福』。これは僕もいただいたことがある。みかんの酸味がうまいこと餡に合い、人気の出る秘密が分かったような気がした。
 以前このコーナーでも紹介した『森のともだち農園』のブルーベリーも、大福に使われている。智恵さんはどうしてもこのブルーベリーが使いたくて、色々と試行錯誤をしたそうだ。ブルーベリーにはどの餡が合うのか?今まで、栗はこし餡で、青梅は白餡。マンゴーの場合、どうしても餡が勝ってしまうので、マンゴーを混ぜた生クリームも入れてみた。
 さあ、ブルーベリーはどうか。ある時、金時パンを食べていたところ思いつき、小倉餡と生クリームで試してみたところ、これがよかった。それから、日本食研のフェアで試作販売し、直ぐにお客さんの感想や意見を聞くことができた。そうやって今年5月にデビュー!僕もこれはおススメです。フレッシュなブルーベリーが存分に楽しめますぞ。

 これからも地物のフルーツを使った新作に取り組んでいくつもりだが、基本は『椀舟』という気持ちで、ブレが無いことに感心した。皆さんもシソ風味の最中『椀舟』をどうぞごひいきに。
(2008年7月17日訪問)
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