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No.040

すべてが美味しい海の宿

千年松外観
千年松
所 在 地 : 〒794-2116
今治市吉海町名駒25

代 表 者 : 女将 矢野 真弓
T E L : 0897-84-4192
F A X : 0897-84-4749
主要業務 : 民宿
U R L : http://www.sennenmatu.jp/index.htm
E−mail : senymatu@aurora.ocn.ne.jp

(インタビュー) 千年松 女将 矢野 真弓(やの まゆみ)さん

[ 紆余曲折を経て・・ ]

 来たかったんだなー、取材で。スタッフに何度か「千年松は行かんの?」とおねだりをしていたら、実現しました!しかも後の宴会付きで(あ、これは書かなくてよかったですか)。
 まず、名前から聞いたのですが、「松」と付くくらいだから大きな松があるのかと思いきや、現在はもう無いのですって。昔はシンボル的な存在だったんです。
 昭和62年の春、御主人と始めた宿、最初は10部屋でスタート。大島の特産の石などを使い、地元の魅力をアピールしていきたいという想いでの走り出しだった。順調にお客様も増え、平成7年にはこれまでの倍くらいに増築。このころからテレビ等の取材も増え、実際、僕もあいテレビの番組でお邪魔しましたねえ。
 平成12年、最愛の御主人が他界。がんだった。今となっては告知をしてあげた方がよかったと思うが、その時は本人は帰って仕事をする気満々で、どうしても言えなかったという。
 この時、宿をたたもうとは思わなかった。子供たちの支えもあり、チャンス・タイミングがうまく訪れた。「見えない力が動いてくれたんですよ」と女将は言うが、御自身が休む間もなく働いた、そのたまものでしょう、きっと。そして天国の御主人の応援もきっと。
 
 
玄関を入るらくさぶろうさん
矢野女将

[ こころのおもてなし ]
取れたてのいか
巨大な船盛

人気の陰で、こんなことがあった。ある時お客様が多く、一部に料理を大変待たせしてしまった。怒ったお客さんは「責任者を呼んで来い!」と。ここで女将は、出来ない言い訳をするのではなく、心からの言葉でおわびしようと決め、お客さんに頭を下げた。するとそのお客さんはこう言ってくれた。
 「はやる理由が分かりました。」
 まあみなさん、一度、ここでいい景色を見ながらおいしい魚を食べてみて下さい。リピータになる確率高し!でしょう。
 ちなみにメニューは全くなし。その日にあがった海の恵みを、どう自然にうまく使うか、使い切るかという気持ちで出されます。
 お客さんとは、一番最初の関わりが大事とも。スタッフ30人にはそのことを常におっしゃる。声のトーン、あいさつ、そして笑顔。
 女将の話を聞いてからの宴会は、一段と魚が美味しく感じられました。欲を言うと、「このまま泊まって帰りたいー!」(自腹でどうぞ)
 実はうちの家族がお気に入りなのが、ここオリジナルの鯛だしめんつゆやポン酢。これを使って鍋料理やうどんを食べると、もう、ちょっと他所のは・・・という気になります。
 遠方のかた、ぜひお取り寄せで千年松の心意気を味わってください!
 いつ泊まりに行こ?
 
(2008年10月2日訪問)
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