愛媛県今治市菊間町の伝統工芸品・菊間瓦の歴史や作品を見学できる『かわら館』
菊間瓦の中には恐ろしい鬼の形相をした鬼瓦があり、750年以上も前から現代まで続いてきた歴史と伝統があります。
かわら館は『瓦ふるさと公園』内にあります。
公園内には展望台や物見やぐらなどの瀬戸内海を一望できるスポットもあり、毎年5月頃にはバラ園が見頃を迎え、かわら館フェスタというイベントも開催されています。
また、瓦ふるさと公園内にある『実習館』では瓦作り体験ができますので、菊間瓦の原材料である粘土に触れて、想いのこもった作品を作ってみてはいかがでしょうか。
もくじ
『かわら館』菊間瓦の歴史と伝統を学ぶ
1997年に愛媛県今治市菊間町に誕生した『かわら館』では、菊間瓦の歴史と伝統を学ぶことができます。
菊間瓦は750年以上前から菊間町で作られている瓦で、種類は50種類以上あると言われています。
1980年には愛媛県伝統的特産品に指定されました。
かわら館の屋根に施された瓦は菊間瓦を使用しており、松山市にある『愛媛県武道館』の屋根瓦も同じものを使用しています。
館内には、数々の菊間瓦の作品や製造工程なども展示されています。

鬼瓦の役割と伝統
かわら館の敷地内に点在する、恐ろしい形相をした『鬼瓦』
屋根から家の中に雨が侵入することを防ぐ、雨仕舞の役割を果たすとともに、古くから魔除けや家内の安全を守る効果があると伝えられ、装飾瓦として住宅や全国各地の建築物にも使用されてきました。
鬼瓦には家紋などを装飾する繊細な造りのものまであり、それを作る職人は敬意を込めて『鬼師』と呼ばれています。
かわら館がある瓦ふるさと公園内にも、鬼瓦の蛇口やレリーフなどの作品が各所で紹介されています。

かわら館の施設情報とアクセス
かわら館の施設情報とアクセスについて紹介します。
開館時間
入館料金
一般の入館料
大人 | 200円 |
---|---|
子ども (小~高校生) |
100円 |
20名以上の団体の場合の入館料
大人 | 160円 |
---|---|
子ども (小~高校生) |
80円 |
身体障がい者手帳など証明できるものを受付にご持参ください。
駐車場

駐輪場
駐輪場は、かわら館前です。
サイクルスタンドが設置されています。

トイレ
トイレは、かわら館外・実習館・時計台にあります。
こちらは、かわら館外のトイレです。

かわら館へのアクセス
かわら館へのアクセスはこちらをご覧ください。
電車で「JR今治駅」から「JR菊間駅」で下車
かわら館公式ホームページ
かわら館公式ホームページはこちら。
http://www.city.imabari.ehime.jp/kouen/kawara/
瓦ふるさと公園
かわら館がある『瓦ふるさと公園』は、菊間瓦で作られた展望台や物見やぐらなどの展望スポットがあります。
菊間町の街並みと瀬戸内海の美しい絶景が見られます。

公園内にはバラ園があり、毎年5月頃に見頃を迎えます。
開花時期に合わせて『かわら館フェスタ』が開催され、イベントや屋台が並び、たくさんの来場者で賑わいます。

実習館
瓦ふるさと公園内にある実習館では、瓦作り体験『ねんどDEあそぼ』が体験できます。
体験を受ける場合は、はじめにかわら館で受付を行い実習館へ移動します。

瓦作り体験『ねんどDEあそぼ』
瓦作り体験『ねんどDEあそぼ』では、菊間瓦の原材料である粘土に触れ、鬼瓦や親しみのあるキャラクター人形、手形やレリーフなどの思い出の品など、様々な瓦作品を制作することができます。
鬼瓦や人形などは、型に粘土を埋め込んで簡単に制作できるようになっており、自由なアレンジも可能です。

『ねんどDEあそぼ』開館時間と体験費用について
開館時間については下記の通りです。
『ねんどDEあそぼ』の体験費用は下記の通りです。
体験費用と別途実習館施設利用料が必要です。
また、実習施設利用料は6人1組のものとなります。
7人以上の場合、さらに200円必要です。
体験費用と制作する作品などの詳細はこちらをご覧ください。
ねんどDEあそぼ(実習館)紹介 |今治市